いい葬儀社の選び方

この記事は『葬儀のマナーと基礎知識』に関する記事です

これだけは押さえておきたいポイント!
  • 葬儀社の提示する見積もりに必要な費用が全て含まれているか確認する
  • 担当者の立ち振る舞いや提出してもらった資料の質でちゃんとした葬儀社か確認する
  • 希望する葬儀会場を提案してもらえるか確認する

本記事は、高齢な親族の体調が思わしくなく「そろそろかもしれない」と思って葬儀の準備をはじめている方や実際にいざという時が来て葬儀社を選ばなければならない方に向けて、葬儀社の選び方のポイントについてまとめています。

葬儀社とは

葬儀社とは、葬儀に必要な人員や会場、用具の手配や各種の手続きのサポートを行い、葬儀を執り行う会社です。葬儀を執り行うための資格や免許はありませんが、遺体の取扱いや葬儀用具の手配などには専門性が費用とされるため、日本で葬儀を行う場合は葬儀社に依頼することが一般的です。

葬儀会場と葬儀社の関係性

よく葬儀会場や火葬場に葬儀の相談をすると思っている人も多いですが、葬儀社所有の会場以外は基本的には葬儀の相談を受け付けていません。どの葬儀屋にも貸し出している公営や民営の葬儀会場も多く、葬儀社は利用者のニーズに合わせて葬儀会場を提案します。ただし、葬儀社所有の会場の中には他の葬儀社が利用できない場所もあるため、「駅から近い」などの立地重視で選ぶ場合は必然的に駅近の葬儀会場を所有する葬儀社しか選択肢がない場合もあります。

いい葬儀社を選ぶためのポイント

葬儀費用の見極め

一般的に利用者側が「葬儀費用」というと葬儀に必要になる費用が全て含まれている認識の方が多いですが、葬儀社にとっての「葬儀費用」というと葬儀社自身が受け取るお金だけが対象という場合があるので注意が必要です。よく葬儀費用に関するトラブルがニュースになりますが、この費用に対する認識の違いも原因の一つです。

葬儀に関連する費用は大きく分けて以下の費用がありますが、葬儀社によっては1だけ、もしくは1~2までが葬儀費用の見積もりの対象として出てくる場合があります。これは葬儀社にとって自分たちに入ってくるお金が「葬儀費用」という認識があるためです。葬儀社から見積もりを貰う場合は、「どこまでが対象になっているのか」、「必要な項目は概算でもいいので全て入っているのか」という点を必ず確認しましょう。

  • 祭壇や棺、会場設営スタッフの人件費など葬儀を行うために必要な費用
  • 斎場や火葬場などの施設利用料
  • 料理や返礼品など人数によって変動する費用
  • 僧侶へのお布施

葬儀に不慣れな人は、どんな項目が自分にとって必要なのかということを確認するためにも複数の葬儀社に相談して、見積もりを比較しましょう。

葬儀社の担当者の対応

打合せや相談を担当してくれた担当者も重要な判断材料です。葬儀社の都合を押し付けてこないか、提出してもらった資料はちゃんとしたものか、といった点は葬儀社の方針や企業体質を測る材料になります。また礼儀正しさなど社員教育がちゃんとしているかなどもチェックすべきポイントとなります。

会場について

葬儀社によって提案可能な葬儀会場が異なってくるので、会場選びも葬儀社選びの重要なポイントとなります。希望する会館が葬儀社所有の場合は所有する葬儀社しか使えない場合もあるので確認が必要です。また、会場選びのポイントとしては以下の点が挙げられます。

  • 立地(参列者が高齢な場合は駅近など移動が少ない方が喜ばれます)
  • 設備の充実さや清潔さ(もし可能なら見学をして会場だけでなく親族控室なども確認しましょう)
  • 安置施設の有無
  • 宿泊可能か(可能であれば何人まで泊まれるか)
  • 駐車場があるか

ついつい費用の安さだけで葬儀社を選んでしまいがちですが、仕事関係の方など近親者以外も葬儀に呼ぶのであればスタッフや会場の質もきちんと確認しましょう。

葬儀社の種類

葬儀社には大まかに3つの種類があります。それぞれ特徴が異なるので自分のニーズに合った葬儀社に相談しましょう。

互助会

互助会では、事前に会員になり、毎月一定の費用を支払って積立てることで費用が高額になりがちな冠婚葬祭に備えることができます。設備が整っている葬儀会場も多く、いざという時に依頼できる場所が決まっていることは利点です。しかし、いざ葬儀の見積もりを取り寄せると追加で費用が必要になるケースや別の葬儀社に依頼するので解約しようとしたら解約手数料を請求されることもあるので、仕組みや費用について事前によく検討したうえで入るようにしましょう。

一般葬儀社

葬儀会場を所有している大規模な企業から数人で運営する昔ながらの町の葬儀屋まで様々なタイプがありますが、葬儀に関する一切の手配や進行を取り仕切る点では同様です。提示するプランや会場は葬儀社ごとに異なるので出来れば複数の見積もりを取り寄せたり、近所の人やインターネット上などから評判を収集してみましょう。

仲介型葬儀社

葬儀プランの企画のみを行い、実際の葬儀は提携している葬儀社が行う形態の企業が該当します。複雑なオプションがなかったり、金額が明示してある点がメリットですが、臨終後の実際に葬儀を行う段階にならないと葬儀を担当する葬儀社が分からなかったり、最終的な費用が決まらなかったりする点に注意しましょう。

事前相談のすすめ

多くの人は生前から葬儀の準備や費用について調べておくことを避けてしまいがちですが、いざという時が来ると精神的に動揺している状態の中でやることも多く、後から後悔してしまう方が多いのが実情です。事前に葬儀社に相談しておくことで、準備をしておいた方が良いことや費用に対する備えが出来たり、いざという時の依頼先が決められるというメリットがあるので、ぜひ事前に相談してみてください。

また、葬儀社を決めるタイミングの前後の流れも記事にまとめていますので、ぜひご参照ください。

お葬式の流れ(一般的な仏式のお葬式の場合)

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