自宅で遺体を安置するやり方と注意点

この記事は『葬儀のマナーと基礎知識』に関する記事です

これだけは押さえておきたいポイント!
  • 安置する場所は人の出入りや温度に配慮する
  • 安置や搬送のためのスペースが狭い場合は自宅安置が難しい場合がある
  • 仏式の場合はいくつか決め事があるが、最近では住宅事情などもあり厳密に守ることは少ない

臨終を迎え、死亡が医師によって確認されると法律で決められた24時間は火葬してはいません。そのため遺体を自宅か自宅以外の安置施設などのどちらかに安置する必要があります。安置施設であれば葬儀社が全てやってくれますが、自宅で安置する場合はいくつか注意点があります。本記事では自宅に遺体を安置する場合のポイントを解説しています。

遺体を安置する部屋の確保と準備

弔問客が来る可能性があるのであれば、人の出入りがしやすい場所を確保して清掃をしたうえで安置しましょう。部屋には故人が使っていた枕と布団を用意します。
また、遺体の腐敗を防ぐためにドライアイスなども使用しますが、部屋自体もエアコンなどで低温に保ち、カーテンを閉めるなどして日差しを防ぎます。

自宅での安置が向かない場合

故人と最後の時間をゆっくり過ごすために自宅での安置を希望される方も多いですが、遺体の搬送や安置に必要な十分なスペースがない場合には自宅での安置に向かないため注意が必要です。特に自宅がマンションなどの場合は、エレベーターや共用部に棺が入らないほど狭いと身動きが取れなくなってしまいます。

仏式で自宅安置をする場合

枕元に祭壇を用意する

仏式の場合は、枕元に祭壇を用意します。祭壇には香炉、線香、燭台、ろうそく、鈴、一膳飯、枕花等を用意しますが、地域の慣習や宗派によって異なる場合があります。

守り刀

浄土真宗以外の宗派では、魔よけを目的として刃先を足側に向けるようにして布団の上に刃物を置きます。

神棚封じ

神道では死を穢れとするので、故人を安置するために自宅に迎える際は神棚を封じて穢れが入らないようにします。具体的には、白い半紙で神棚を正面を書くし、四十九日が過ぎるまではそのままにします。仏壇は特になにもする必要がないので扉を閉めたりしないでください。

枕や布団

安置するスペースの事情などもあるので厳密にする必要はありませんが、仏式では枕を北、もしくは西に向けます。これはお釈迦様が亡くなった姿に由来します。また掛け布団を逆さに配置したりもします。

また、自宅安置をするタイミングの前後の流れも記事にまとめていますので、ぜひご参照ください。

お葬式の流れ(一般的な仏式のお葬式の場合)

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